SHIENA WORLD

COLUMN
YOCCOの部屋

シエナ誕生秘話 2

18.03.03YOCCOの部屋

『生きる希望』

「合格!合格!合格!」
50問にも及ぶ一問一答の面接に答えきった瞬間、
興奮気味のオーナーに言われた。
今でも鮮明に覚えている言葉です。

当時38歳の私はブランクもあり、
35歳までの求人がほとんどの中、
圧倒的に不利でした。

でも何とか「フェイシャル・ボディ」
の技術を活かしたくて、
「美容院でのプラスアルファ業務のエステシャン募集」
に応募したのです。
夫の「会ってみたいと思わせる履歴書の書き方」
のおかげで、年齢は超えていたけど、
何とかこぎつけた面接でした。

ブランクの理由は、
子供の難病と看取りでした。
子供を亡くした時、
葬儀に全看護師が参列し嘆き悲しむ姿を見て、
喪失の深い悲しみとともに
「小さな子供が、
これだけ多くの人に影響を与えたのだ」
という想いが心に残りました。

なので病気の子供が最後まで頑張ったのに、
母親の私が「このまま何もしないではいられない、
私はまだ、何も人々に良い影響を与えていない」
という想いがありました。

もちろん悲しみから一瞬でも遠ざかるために、
「何かしなくてはいられない」
という気持ちもありました。

そんな覚悟を持って臨んだ面接なので、
全身全霊、嘘偽りのない
等身大の自分で相手と向き合えたのです。
そしてつかんだ合格。

その嬉しさは今でも忘れられません。
「これでやっとお客様の顔や身体を
施術することができる!」と、
新たな生きる希望が心に灯った
瞬間だったからです。

 

寄りみち